2009年04月16日
Ca sento (カセント)@中山手
モダンスパニッシュのお店”Ca sento ”の食事会にお誘いを受けたので伺いました。
スペインの二つ星レストラン「カ・セント」の元料理長、福本伸也さんがシェフを務めるお店だそうです。
内装や調度品も落ち着きのある、素敵なものばかり。
feRRe i CataSuS Brut Reserva
ファレ・イ・カタスス ブリュット・レセルヴァ
綺麗な酸の泡。 ミネラル感もあってとても美味しい。
ミミイカのグリル・キャヴィア添え
風味良くグリエされたミミイカにキャヴィアが添えられ華になって居ます。
蜂蜜がアクセントに。
鰯のマリネ トマトのガスパチョと冷たいチーズの粉
さっぱりと酸味の有るガスパチョソースが鰯とよく合います。
河内鴨のカルパチョ・タルタル仕立て
こちらの鴨、風味と味わいが素晴らしい! 生が美味しいですね。
スペイン・カンタブリア産のアンチョビ
甘みが有って、あっさりと、くどくないアンチョビ。 これなら幾らでも食べられそうでした。
アンチョビにも色々有るのですね。
ヒイカのアヒージョ
風味良くアヒージョされています。 オイルにパンを漬けて頂くと2度楽しめました。
関アジのカルパッチョ・モホソース和え
リッチな味わいの関アジに、スパイシーなモホソース。
アジの下には、なすのソースが敷かれていてマイルドな風味に。
ういきょうのガスパチョ
こちらですっきりとお口をリセット。 ウイキョウの風味が清々しいです。
本日届いた春野菜たち
20種類以上の地野菜にスナップえんどうのエアがエルフジっぽいですね。
ただこれだけで終わらないのが、ここのお店の凄いところ。
多種類の地野菜が使われているので、味わいに複雑さと膨らみ感があります。
仕上げには、暖められたエメンタールチーズのソースが掛けられて
何ともこれで、全体がまろやかに、しかも引き締まって料理に一体感が出たように感じました。
お皿もシャッポーの様な形で遊び心満載です。
甘鯛のソテー
しっとりと火入れされた柔らかな甘鯛にスナックえんどうの種の食感が面白いです。
この火入れ加減はシェフの腕の見せ所ですね、素晴らしいです。
2001 VIN D’ALSACE Riesling Steinweg DOMAINE RENE FLEITH-ESCHARD
ヴァン アルザス リースリング スタンウェグ ドメーヌ・ルネ・フライト=エシャール
先日、こちらで頂いたピノのワインと同じ作り手のリースリング。
綺麗な酸で、適度な果実味もあり、美味しいワインでした。
梅山豚のロースト 人参のピューレ・ハイビスカスの塩・シェリービネガーソース
この豚、素晴らしい美味しさです。 絶妙に火入れされた豚は柔らかく、香りも素晴らしい!
脂身は甘く、臭みのかけらも感じられませんでした。
今まで頂いた豚肉料理の中でも、5本の指に入ると思います。
そして、何より人参のピューレの美味しさときたら、もう悶絶の美味しさでした。
人参のピューレ、おかわりを頂きたかったです^_^;
Buondonno Rosso di Toscana 2006
ボンドンノ ロッソ・ディ・トスカーナ 2006
サンジョベーゼの穏やかな酸味が、こちらの料理と良く合います。
イタリアのピノ・ノアールって感じでしょうか?
バレンシア風おじや
ズッパの具材の一つに米! って感じでコースの最後には良いですね。
バレンシア風といえば、エスカルゴと兎肉も入ってるのでしょうか?? ^_^;
こんな鍋で煮込まれて出てきました。
とてもずっしりとした、重そうな鍋でしたよ。
このスープ、凝縮した魚貝の味で濃厚な旨みと香りが有りました。
そして最後に、スイーツ
弓削牧場のミルクで作ったアイス
リンゴのタルト、
添えられたジェラードは何とりんごの皮から作ったそうです、何ともその酸味が素晴らしい。
サービス、味、雰囲気、お値段 どれを取っても非の打ち所が無い様に思いました。
素晴らしい料理とワインで最高の時間を過ごせました。
特に味付けが私好みの綺麗な酸の使い方と、その食材の持つ良さを素直に引き出した美味しさ。
なんとも素晴らしいお店でした、近々また再訪したいお店です。
ご馳走様! (V)o¥o(V)
Ca sento (カセント)
神戸市中央区中山手通4-16-14
078-272-6882
12:00-14:00
18:00-22:30
休 月曜